通信を円滑にするためのプライベートリンクを作成したり、機器同士で情報を転送したりするには、補聴器と携帯ユナイトⅡをペアリングする必要があります。

このペアリングは、お買い求めの販売店で専用のソフトウェアを使用して行います。

補聴器と携帯ユナイトⅡは以下の方法でペアリングすることもできます。：

 - 携帯ユナイトⅡの銀色のカバーの下に隠れている白いペアリングボタンを押します。

- 20 秒以内に補聴器の電池蓋を開け、再び閉じます。

携帯ユナイトⅡはさまざまな Bluetooth デバイスと連携できます。互換性のある機器を見つけるには、Hands Free Profile（HFP）または Headset Profile（HSP）のいずれか、あるいは両方のBluetooth プロファイルに対応している製品を探してください。どちらのプロファイルも携帯ユナイトⅡでサポートされています。

携帯ユナイトⅡを使用すると、お使いの補聴器を Bluetooth 対応の携帯電話のヘッドセットとして利用することができます。

ペアリングは携帯電話側で操作します。メニューの構造は携帯電話によって異なります。したがって、ここに示す一般的な手順で正しくペアリングできない場合は、お使いの携帯電話の取扱説明書を参照してください。

1. 携帯ユナイトⅡの電源を入れ、銀色のカバーを取り外します。

2. 携帯電話で接続設定のメニューを開きます。メインメニューまたはいずれかのサブメニュー（「Connectivity（接続）」など）で「Bluetooth」機能を探します。

3. 携帯電話で Bluetooth をオンにします。

4. 青色の小さい Bluetooth ペアリングボタンを 1 回押します。Bluetooth のペアリングモードが 2 分間有効になります。Bluetooth のペアリング中は青色のお知らせライトが点灯します。

5. 携帯電話で Bluetooth 機器を検索します。

6. 検出された Bluetooth 機器のリストが携帯電話に表示されます。リストから「Hearing Aid Phone」を選択します。

7. 携帯電話でパスコードの入力を求められることがあります。その場合は「0000」（ゼロ 4つ）を入力します。

これで携帯ユナイトⅡと携帯電話がペアリングされました。携帯電話によっては、有効にする Bluetooth サービスを尋ねられることがあります。その場合は「Headset（ヘッドセット）」を選択します。

マイクの集音部を上に向けた状態で、セーターやジャケットなどの着衣にクリップで留めます。あるいは、付属のストラップを使用して携帯ユナイトⅡを首に掛けます。口元から 10～30cm以内の位置で携帯ユナイトⅡを維持してください。 

携帯ユナイトⅡには最大 8 台の Bluetooth 機器をペアリングできます。ただし同時に接続／動作できるのは 2 台だけです。

デフォルトでは、携帯ユナイトⅡは直前に接続されていた 2 台の Bluetooth 機器に自動的に接続しようとします。

追加の Bluetooth 機器をペアリングすると、それまで携帯ユナイトⅡが接続されていた機器のリストは消去されます。このため、携帯電話の Bluetooth メニューで以前の接続を手動で追加する必要があります。

例：携帯ユナイトⅡで 1 台の電話（1）を使用しており、さらにもう 1 台の電話（2）をペアリングした場合、電話（1）は接続機器のリストから消去されるため、電話の Bluetooth メニューで電話（1）を手動で追加／有効化する必要があります。 

電源スイッチを下にスライドさせて ON の位置にします。

スイッチの底面に白い「I」アイコンが見え、緑色のお知らせライトが 2.5 秒おきに点滅します。

電源スイッチを上にスライドさせて OFF の位置にします。

お知らせライトの点滅が停止します。

いいえ。携帯ユナイトⅡと Bluetooth 対応電話をペアリングするときに、その 2 台の Bluetooth機器の間だけにプライベートリンクが作成されます。その後の通信をすべて暗号化するための暗号キーが生成され、プライバシーは十分に保たれます。

まれに、付近の高周波機器（Bluetooth 機器、ワイヤレスネットワーク、電子レンジ、ベビーモニター、リモコンなどの機器）によって障害が発生することがあります。障害が発生すると、パチパチという雑音が聞こえます。その場合は機器から離れてください。

携帯ユナイトⅡの電池消費量と動作時間は、使い方によって大きく異なります。平均では、フル充電の電池で 6 時間の通話、または 80 時間の待機が可能です。

携帯ユナイトⅡを充電するには、充電用ケーブルを携帯ユナイトⅡに接続します。その後、充電用ケーブルのもう一端をコンセントに差し込みます。フル充電には約 3 時間かかります。

できます - 携帯電話がこの機能を有し、設定されている場合、音声ダイヤルは使用できます。

携帯電話で音声ダイヤルが設定されている場合は、通話ボタンを2秒間押し続けると、音声ダイヤルが有効になります。

携帯電話に着信があると、お知らせライトが点滅し、補聴器から呼び出し音が聞こえます。次の 2 通りの方法で応答できます。

1) 着信電話に応答するには、携帯ユナイトⅡの通話ボタンを 1 回押します。両耳に補聴器を装着している場合は、両方の補聴器から相手の音声が聞こえます。

2) 携帯電話の応答ボタンを押して呼び出しに応答することもできます。

電話の着信を拒否するには、携帯ユナイトⅡの通話ボタンを 2 秒間押します。

携帯電話の拒否ボタンを押して通話を拒否することもできます。

携帯ユナイトⅡで通話を終了するには、通話ボタンを 1 回押します。電話が切断され、補聴器は直前に使用していたプログラムに戻ります。

携帯電話の該当するボタンを押して通話を終了することもできます。

携帯ユナイトⅡの使用時と非使用時で、電話のかけ方に違いはありません。携帯電話のキーパッドを使用して、ダイヤルする番号を入力または選択するだけです。接続されると電話のストリーミングモードが自動的に起動され、補聴器から呼び出し音が聞こえます。（携帯の機種によっては聞こえない場合もあります。）

携帯ユナイトⅡの側面に使いやすい音量調整ボタン（＋および－）があり、ストリーミング信号の音量を上げたり下げたりできます。機種によっては、携帯電話の音量調節を利用することもできます。リモコンユナイト（オプション）を使用して音量を調節したり、iPhone やAndroid スマートフォンのコントロールアプリを使用したりすることもできます。

はい。電話が鳴ったときに聞こえる呼び出し音を携帯電話で変更できます。携帯の機種によってはできない場合もあります。

固定電話用のBluetoothのアダプタを購入すれば使えます。電話から携帯ユナイトⅡに信号を送信し、次に補聴器に送信することができます。 受話器を取る必要はありません。

いいえ。他の電気機器と同様に、水に濡れたり過度の湿気にさらされたりすると破損する可能性があります。携帯ユナイトⅡが水や湿気に触れてしまった場合は、柔らかい布で丁寧に拭いてください。

a. 携帯ユナイトⅡが、ペアリングしようとしている機器の範囲外にあります。機器を近づけてもう一度ペアリングを試してください。

b. 携帯ユナイトⅡがペアリングモードになっていません。

いくつかの原因が考えられます。

1) 携帯ユナイトⅡの電源が入っていない：携帯ユナイトⅡの電源を入れてください。

2) 携帯ユナイトⅡと携帯電話がペアリングされていない：Bluetooth のペアリング手順を実行し、携帯ユナイトⅡと携帯電話間の Bluetooth 接続を確立してください。

3) 携帯ユナイトⅡと携帯電話間の Bluetooth 接続が失われた：携帯電話で Bluetooth を有効にし、携帯ユナイトⅡと携帯電話間の Bluetooth 接続を再度確立してください。

1) 携帯ユナイトⅡと補聴器がワイヤレス通信の範囲内にない：携帯ユナイトⅡと補聴器をワイヤレス通信の範囲内に配置してください。

2) 補聴器の電池が消耗していて音声ストリーミングに対応できない：補聴器の電池を新しいものに交換してください。

携帯ユナイトⅡが補聴器の範囲外に置かれている可能性があります。携帯ユナイトⅡを補聴器に近づけてみてください。

マイクを口元から 10～30 cmの位置で維持し、マイクの正面に向かって話してください。通話中は、携帯ユナイトⅡをジャケットの中に入れたり、携帯ユナイトⅡが着衣やその他の物体でこすれたりすることのないようにしてください。

お使いの携帯電話が「自動応答」に対応しており、この機能がオンになっている場合は、携帯電話や携帯ユナイトⅡに触れずに電話を受けることができます。

Bluetooth 電話の中には、すべての信号を接続先の Bluetooth 機器に送信するものがあります。多くの場合、電話を「サイレント」モードに設定することでこの機能を無効にでき、ボタンを押したりメッセージを受信したりしても電話の音声は聞こえなくなります。