高度~重度の難聴 高度難聴または重度難聴の場合は、非常に大きな声や大きな音しか聞こえません。 高度難聴者は会話レベルでの発言を聞くことができず、重度難聴者は大きな音が主に振動としてしか知覚されません。 難聴の程度は、しばしば音域により異なり、多くの場合、低音域の聞き取りは比較的聞き取りやすい状態です。
難聴 世界中の3億6千万の人々が毎日難聴に対処しています。 これらのうち、10%が高度~重度の難聴を抱えています*。 高度~重度の難聴は、あらゆる年齢で起こり得ます。 この難聴レベルは、出生時または幼児期に存在することや、年齢とともに進行することもあります。 *世界保健機関、2016年
主な課題 高度~重度の難聴をお持ちの場合は、次の主要な問題のいくつかを認識することでしょう:騒々しい環境 - 多くの背景雑音を伴う騒がしい環境で会話についていくのは非常に困難会話の明瞭性 - たとえ補聴器などで音を大きくしても、会話のような重要な音がハッキリ聞き取れないことがある通話 - 電話で話すことは非常に困難、または不可能
対処方法 異なる聞き取り環境に対処できる、いくつかの方法に気付いていますか? 最も一般的な対処方法には次のものがあります。 視覚的手がかり – 高度~重度難聴者は読唇(通常の電話と比較して、フェイスタイムと音声ストリーミングを使用した場合、会話の理解度が70%向上することが研究で示されている**)などの視覚的手掛かりに多くを頼ります。 騒がしい環境 - 常に騒音をできるだけ抑えるために静かな場所を見つけます 大きな会議室 - 大切な話をより正しく聞き取るために、話者の近くに行きます ** Jespersen, CT, Kirkwood, B. Speech Intelligibility Benefits of FaceTime. Hearing Review. 2015;21(2):28.